私が尊敬している作家、さくらももこ先生。
“さくらももこ”を構成しているものって何なんだろう?
こんにちは、ジャリです。
才能の塊、唯一無二の世界観。
さくらももこ先生の中身って何がつまってるんだろう?
そんな疑問からみてみました。
さくらももこの作品は、
彼女が「なぜそう感じたのか」「なぜそう描いたのか」を
あとから説明するためのものではありません。
多くの作品は、
感情や主張、物語の起伏を前に出します。
けれど、さくらももこが描いていたのは、
判断や感情が生まれるもっと手前の位置でした。
人はふだん、
理由をつけて気持ちを整理し、
出来事を理解しようとします。
しかし彼女の視点は、
理解する前、意味づける前の場所にあります。
「そう思ってしまった」
「そう見えてしまった」
その一瞬の感覚を、
肯定も否定もせず、そのまま置く。
さくらももこの作品を読んでいると、
自分の中にあった判断の癖や、
世界の見方の位置が、
ふと浮かび上がることがあります。
それは、
前向きになるためでも、
人生を変えるためでもありません。
ただ、
「急いで結論を出さなくていい」
という感覚が、あとに残る。
彼女の言葉や物語は、
何かを教えるためではなく、
自分がどこに立って世界を見ていたかを
静かに思い出させるものです。
一度その定点に触れると、
日常の出来事や感情が、
少しだけ軽く扱えるようになります。
必要な人にだけ、
自然と届いてきた作品だった。
それだけのことかもしれません。
※
立ち位置で世界観が変わる
楽になる

